こんにちはcoto*です。

今日は入社2年目の終わりを迎える新人。私自身の悩み事を正直に綴っていきたいと思います。

社会人経験は同じはずなのに、他社事務所から転職してきた人の方が図面を書ける

入社してもうすぐ3年目。しかし、最近社内に入ってきた転職組の人の技術力に圧倒される日々が続いている。社会人経験の年数としては同じくらいなのに、彼らは当たり前のように図面を引き、条例や施工令にあたり、設計のディテールを詰めていく。それに比べて、自分は未だに修正指示を受けながら手探り状態。どうしてこんなに差がついてしまったのだろう?

彼と私は、同じ2年間それぞれ設計事務所で働いてきたはずなのに、なぜここまで違うのか。毎日その疑問が頭の中をぐるぐると回る。
「このデザインのためにこのルーバー、どう配置したらいいのだろう?」と悩んでいる間に、転職組の同期は迷いなく線を引き、寸法を決め、適切な納まりを導き出している。その姿を横目で見ながら、心の中では焦りと劣等感が渦巻いていく。

周りから「経験を積めばできるようになるよ」と言われても、その“経験”の積み方すら分からなくなることがある。確かに、今の事務所では設計の多くを外注しているから、私はまだ本格的に図面を引く機会が少なかった。でも、それを言い訳にしてしまったら、この先もずっと成長できないのではないか。

「このままでいいのか?」
「私は本当に建築家になれるのか?」
そんな不安が、じわじわと自信を蝕んでいく。

それでも、建築が好きだから続けている。まだ折れるわけにはいかない。けれど、このままズルズル来ても…
どうすればこの差を埋められるんだろう——?

他の事務所へ転職しようにも、転職できる技量がないと気付くのが遅かった

このままこの事務所にいるよりも、低賃金でもアトリエ系へ行った方がいいのでは。

正直なところ、転職を考えたことは何度もある。けれど、いざポートフォリオをまとめようとすると、自分の手掛けた仕事が思った以上に設計というより、コーディネーター職に近いことに気づく。図面は上司や外注に任せきりだったし、意匠設計の経験も浅い。転職サイトで他社の募集要項を眺めても、「求められるスキルに全然届いていない」と痛感するばかり。今さら焦っても遅いのかもしれない。

この事務所に入社する頃に想像していた成長スピードの半分くらいしか成長していない私。
もう、このままこの事務所でのんびり仕事をして行くしかないのか…。

同期の方がお給料がいい

私が現在勤めている事務所は、雇用形態が様々で、正社員の他にも外注、契約等あり、給料も1年目の冬から、代表との交渉制。

だから、年に2回ある個人面談でどのようにアピールするかで給与が変わってくる。

それで、個人面談前にどのように代表にアピールするか、その話を同期が話していた。

その際、たまたま知ったことだが、同じ時期に入社した他の会社の同期の方が、良い給与をもらっているらしい。特に大手事務所に入っていた人や、施工管理に進んだ人は、自分よりもはるかに高待遇だ。もちろん、それは当然だと思うし、給与だけがすべてではないが、転職してきて、まだ1ヶ月の同期が私よりも多い給料をもらい、私がこの事務所の前例や資料を共有し、後片付けをしないこの同期が散らかしたものを片している。

そして、自分自身のことは棚にあげる同期から、お前はこうだからダメなんだ。こうしないと。ああしないと、なんでしない?とハラスメントとは言いたくないけれど、言ってしまえばモラハラを受けている。
私の持つ良い点だと恩師らが言ってくれ、賞をいただいたことさえ、踏み躙られていく。

そんな現状に「この2年間、何を積み上げられたのだろう?」と考えると、やりきれない気持ちになる。

最近の私の業務といえば、CG作成とプレゼン資料作りばかり

入社当初は「設計をやりたい!」と意気込んでいたものの、いつの間にか任される仕事はプレゼン用のCG作成と資料作りがほとんどになってしまった。それも大切な業務ではあるだろうが、ずっとこのままでいいのか?と疑問が募る。設計スキルが身につかないまま、気がつけば3年目が目前に迫ってきた。アトリエへ就職した友人らと違う現状に、正直、入社する会社を間違えたかと思うこともある。

初めての設計物件も、結局現場担当からは外される

唯一、自分がメインで担当できそうだった物件も、結局現場担当は先輩が務めることになった。確かに経験不足なのは理解している。そして今の事務所の状況では、ベテランが充分なサポートをしてくれることも厳しいでしょう。


だが私としては、「初めての現場を経験するチャンスすら与えられないのか」と、ショックが大きい。こうして、また代わりに就いた次の案件でもサポート業務に回り、設計の経験を積む機会を失う。そうして時間だけが過ぎていく…

モラハラ同期の存在がストレス

先ほどもちらりと書きましたが、職場の人間関係は仕事のモチベーションに大きく影響します。
厚生労働省が過去に離職理由を調査した結果、自己都合による離職の結果のうち、人間関係によるものは全体の17.7%でした。特に同期の中に、露骨に見下した態度を取る人がいると、精神的にかなりきつい。指摘というよりも攻撃的な言い方をされたり、時には嫌味を言われたり、本来、悩みを言い合いやすい相手にもなるはずが、それすらもいない、孤立した職場です。仕事のスキルが未熟なのは自覚しているけれど、それを盾にしたマウントを取られるのは本当にしんどい。周囲に相談しても「かわいそう。それはきついね。と言ってもらえるものの、違う会社の人たちに言われている現実から、余計に孤独を感じます。

しかもこの同期は建築雑誌なんかでよく名前を目にするメーカーの跡取り息子、
関西出身であり、口も軽い、被害妄想かもしれませんが、酔うと非常に口が軽い。普段お世話になっている共通の業界の先輩方に何を言っているのかも不安でなりません。

まとめ:この先どうする?

3年目を目前にして、「このままでいいのか?」という不安が日々つのる。転職をするにしても、今のスキルでは難しいし、今の環境にとどまっても成長できるのか分からない。今、負のループにハマってしまっているような気がする。けれどこのまま、気持ちを切り替えて続けるべきなのか。それとも、何か新しい一歩を踏み出すべきなのか。焦るばかりで、答えはまだ見つかりません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です